名護市宮里に佇む『パーラーHUG RIN TON』は、まるでどこか懐かしい昭和のパーラーのような雰囲気が漂っています。外観には、手描きでペンキが塗られた味わい深い店名が目を引き、シンプルながらも親しみやすさを感じさせるデザイン。通りを歩いていると、「ここに入ってみたいな」と思わせる何とも魅力的な外観です。特に「せんべろ」の文字が大きく掲げられており、ちょっと飲みたいな、という気分にピッタリ。お店に入る前から、その居心地の良さが感じられます。

店内に入ってまず頼んだのが、沖縄の暑さを吹き飛ばす冷たいビールと、ほかほかのコロッケ。『パーラーHUG RIN TON』の「せんべろセット」では、ビールやサワーなど好きなアルコールを2杯と、お手頃価格のおつまみを2品選ぶことができます。今回は、サクサクのコロッケを選びましたが、外はカリッと、中はしっとりとしたジャガイモが詰まっていて、どこか懐かしい家庭の味を思い出させてくれる一品。ビールとの相性も抜群で、ついつい2杯目をおかわりしてしまいました。

お店のカウンターには、所狭しと手書きのメニューが貼られ、何を頼もうか迷ってしまうほどの豊富なラインナップ。おつまみからガッツリ系の料理まで、どれもお手頃価格で提供されており、地元の人々だけでなく、観光客にも嬉しいお財布に優しいメニューが並んでいます。人気メニューは早めに売り切れてしまうことも多いので、気になるものは早めにオーダーするのがコツ。定番のタコライスや、沖縄風のゴーヤチャンプルーなども提供されており、家庭的で温かみのある食事が楽しめます。

『パーラーHUG RIN TON』では、素晴らしい地域支援の取り組みも行われています。それが「HUGチケット」です。このチケットは、大人が1枚100円で購入することで、子どもたちに食事を提供できる仕組み。地域の子どもたちが安心して食事を楽しめるように、大人が支援できるという温かい取り組みは、地域コミュニティを大切にするこのお店ならではのもの。店内には、チケットで食事を提供された子どもたちからの感謝のメッセージが綴られたノートが置かれていて、それを読むと心が温かくなること間違いなしです。

『パーラーHUG RIN TON』の営業情報が記載された看板が外観に貼られています。朝から夜まで営業しており、ちょっとした休憩や軽食、晩酌まで、どんな時間帯でも気軽に訪れることができるのが嬉しいポイント。特に仕事帰りや観光の合間に立ち寄って、ホッと一息つけるお店として地元でも愛されています。店主の温かいおもてなしと美味しい料理がいつでも迎えてくれる、そんなアットホームな空間が魅力です。