黄色い看板が目を引く「ステーキマン」に、つい足を運んでしまった私。そのポップな外観は、まるでアメコミの中から飛び出してきたようなユニークな雰囲気で、街中で見かけると思わず足を止めてしまいます。店内に入ると、そこは肉の芳醇な香りと活気に満ちた空間が広がっていました。ここでの一番の目玉は、もちろんステーキ。特に赤身肉のミディアムレアは、その柔らかさと食感のバランスが絶妙で、一口噛むごとに幸せが口いっぱいに広がります。

注文したのは、お店の推しであるミディアムレアの赤身肉。この日は、「レア」が特におすすめと聞いていたものの、結局ミディアムレアで注文。でも、その選択に後悔はありませんでした。肉の質の良さからくる柔らかさと、ジューシーな味わいが私の心を掴んで離しません。ただ、食べ進めるうちに、「もう少し脂が乗った部位も良かったかも」と思う自分がいました。次回訪れる時は、もう少し脂身のある部位に挑戦してみようと心に決めています。

「ステーキマン」のもう一つの楽しみは、ステーキソースのバリエーション。オリジナルソースと酸っぱ目のソースがあり、その日の気分や肉の部位に合わせて選べるのが魅力的。私は二つのソースを交互に試しながら、肉の味わいをさまざまな角度から楽しむことができました。このソースでの味変が、また「ステーキマン」のステーキを特別なものにしているのです。

店内では、隣のテーブルでピザを楽しむお客さんの姿も。彼らが頬張るピザは、見た目にも美味しそうで、私の食欲を更にそそります。ステーキだけでなく、ピザも含めた多彩なメニューが楽しめる「ステーキマン」は、様々な好みや気分に応じた食事ができる場所として、次回の訪問が待ち遠しくなります。

面白いエピソードとして、この店の黄色い看板について店員さんと話したことがあります。「すっぱいマン」というキャラクターに似ていると指摘すると、彼らは意図的にフォントや色を寄せているとのこと。さらに、そのキャラクターからの承認も受けているそうで、このようなユーモアも「ステーキマン」の魅力の一つです。ここに来るたびに、ただ美味しい食事をするだけでなく、楽しい会話や発見があることが、私を引き寄せる理由なのかもしれません。