やんばるの希少生物を知り、保護・保全について考える
Saveやんばる
傷ついている・死んでいる動物を見かけることも少なくありません。
その原因はさまざまですが、世界自然遺産にも指定された
やんばるの豊かな自然を守るにはどうするべきか。
このページでは、希少生物の紹介と保全について動画でご紹介しています。
MOVIE
やんばるに生息する希少な動物の生態や課題を紹介!
ABOUT YAMBARU
「やんばる(山原)」とは、「山々が連なり森の広がる地域」を意味する言葉で、
亜熱帯照葉樹林の森が広がる沖縄島北部を指しています。
ヤンバルクイナ、ノグチゲラ、ヤンバルテナガコガネなど貴重な生物をはじめとした
多様な生態系からなる森を持ち、人々が自然に包まれるように暮らす場所です。
また、沖縄県の二級河川37水系57河川のうち、9水系18河川がやんばる地域にあります。
国頭村の比地大滝(ひじおおたき)や、大宜味村のター滝(たーたき)、
名護市の轟の滝(とどろきのたき)など滝が多いことや、東村にある福地ダム(ふくじだむ)は
県内最大のダムがあることから水にも恵まれた地域といえます。
2021年7月26日に「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が、白神山地、屋久島、知床、
小笠原について日本で五番目の世界自然遺産として登録されました。
沖縄島北部においては、特に脊梁山地の中央部分が登録区域となっており、
その周辺部を取り囲むように緩衝地帯が設定されています。
これらの地域はヤンバルクイナやノグチゲラ、ケナガネズミ等が生息する亜熱帯照葉樹林と
なっており、やんばる国立公園や森林生態系保護地域に指定され、
厳正な保護が図られています。
手つかずの自然が多く残るこのやんばるが、これまで以上に注目を浴びるとともに、
十分な保護活動(保護や保全)に向けて、必要な課題への取り組みも
さらに急加速で始まることとなりました。