人口尾びれをつけたイルカ

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美ら海水族館「美ら海プラザ」内にあるイルカの人口尾びれが陳列しているのをご存知でしょうか?
ズラーっと尾びれが並んでおりますが、内容を知っていないとスルーしてしまいます。

ちなみに、この尾びれは尾びれを75%壊死してしまったフジが使っていたもので、ブリジストン社が開発したものです。
尾びれの隣には開発経緯が時系列で書かれており、かつ映像が流れていて、開発の経緯が分かります。

開発内容については、NHKの「プロジェクトX」や「プロフェッショナル 仕事の流儀」で放送されてもおかしくない内容であり、開発者の情熱や、試行錯誤して開発した経緯が分かり、非常に興味深いものがあります。
また、松山ケンイチさん主演の「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ」という題名で映画化されております。
しかし、映画を見なくとも開発経緯はブリジストン社のHPを見れば分かります。
URL http://www.bridgestone.co.jp/csr/soc/region/japan/dolphin/history/index.html

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ちょっとだけ説明すると、ショーをしていたイルカ「フジ」が感染症と循環障害のために尾びれの壊死が進み、75%を切除しました。
泳げなくなったフジを見て、獣医師がブリジストン社にもう一度泳がしてやりたいと、尾びれの製作依頼をしました。
そこから開発が始まり、初めはベルト固定タイプ、その後カウリング固定タイプなど検討を重ねますが、
実際フジに装着させて泳ぐと、尾びれが割れたりなどの強度不足の課題が出て来て、割れない尾びれになるまで
2年もの歳月がかかりました。

その開発経緯の尾びれが展示されております。

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これが最終的な尾びれです。
この尾びれを使って、フジはジャンプが出来るまでになりました。
イルカがジャンプするパワーがこの尾びれに伝わり、水を蹴ってジャンプします。
そのパワーのぶん、人口尾びれにはそれだけの強度が求めら、見事この尾びれは完成しています。

私達がジャンプするとき、勢いよく助走をするように、イルカも水中を速いスピードで泳ぎ、助走(泳)が必要になります。
水は空気に比べて粘性が強いため、水中で受ける抵抗は空気中の70倍以上もあるといわれています。
イルカの重さは200kgあり、このことから、いかにイルカがジャンプするためには、ものすごいパワーが必要だと分かります。

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というわけで理系の方、メーカーの方、出番です!!
この尾びれがいかに苦労して作られているか、説明するチャンスです!!
彼女が、嫁さんが、子供が見直してくれるかもしれない!!力説しても「ふーん、そーなんだ!」で終わるかもしれない。
でも、フジはあなたのそばでその説明を喜んで聞いていると思います。

フジは平成26年11月1日に死んでしまいました。
是非、美ら海プラザの人口尾びれコーナーまで足をお運びください。

スポットインフォメーション

スポット名

沖縄美ら海水族館

住所

本部町石川424

連絡先

0980-48-3748

営業時間

8時半~19時(入館締切)

定休日

12月の第1水曜日とその翌日(木曜日)

料金

大人1,850円 (16時以降1,290円)

駐車場

あり

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