伊平屋村 沖縄「い・い・な」エリア

琉球王国始祖
尚巴志王の祖先
「屋蔵大主」が眠る屋蔵墓

海岸にたたずむ由緒ある石積みの墓陵に眠る屋蔵大主(やぐらうふすー)は琉球王国最初の統一王朝を築いた尚巴志王の曽祖父と伝えられている。二男二女をもうけ、長男は鮫川大主、次男は上里按司、長女は我喜屋親祝女(のろ)、次女は我喜屋祝女となる。その長男鮫川大主が第一尚氏の初代王である尚思紹王の父。遠く沖縄本島へ向いた墓の前には、朝に夕に鮮やかな色合いを見せる海と空が広がる。琉球王朝の起源を訪ねる旅へ。

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伊平屋村「屋蔵大主」

現在の沖縄は1429年に琉球王国として尚巴志王により統一。尚巴志王の祖先屋蔵大主が眠るのが伊平屋村の屋蔵墓。屋蔵大主が居住していたあたりには現在片隈神社が建立されている。さらに「天の岩戸伝説」でアマテラスオオミカミが隠れたとされる、クマヤ洞窟は必見。日本の始まりの神々の物語が残る県指定天然記念物だ。琉球王国と日本皇紀の起源が今に伝わる伊平屋村。民俗学の宝庫と言われるほど伝統行事も残り、歴史好きの旅人を楽しませてくれる。

「天の岩戸伝説」は
琉球王国の始祖尚巴志王
ゆかりの地と
同じ島にあった

「天の岩戸伝説」は日本各地に残る日本神話。アマテラスオオミカミが引き籠ったという岩でできた洞窟がクマヤ洞窟と伝わる。洞窟の中に入ると、白い砂が敷き詰められた巨大な空間が広がる。琉球王国始祖尚巴志王の祖先が眠る島に残る、古の神々の伝説。土地の持つパワーを感じずにはいられない。

海を目の前にした、下から見上げると山のような岩は圧巻。階段を上り入口へ。

細い入り口は岩で正面を隠されている。ここから洞窟内部へ。

まだまだあります!「伊平屋村」の名所

沖縄最北の村、伊平屋村へは沖縄本島の今帰仁村運天港からフェリーで約80分。稲作や海産物の自然の恵みに溢れる島。エメラルドグリーンの海と白い砂浜が美しい「米崎海岸」や、今なお息づく島の伝統と文化、素朴で温かなおもてなしなど離島ならではの旅の楽しみが詰まった村へぜひ。

伊平屋島の念頭平松
(平成28年3月1日国指定天然記念物に指定)

田名集落にある樹齢約300年の琉球松。木の高さ約8m、幹回り約4.5m、枝張りは東西約28m、南北約24mの力強い枝ぶりが見事な伊平屋のシンボル。

米崎海岸/いへや愛ランドよねざき

野甫大橋付近に広がる白い砂浜が続くビーチ。夏はシュノーケルや海水浴で賑わう。シャワー・キャンプ場等充実。

片隈神社

我喜屋集落の小高い丘の上に建てられた神社。2月頃には寒緋桜が咲き、花見を楽しむ方も。琉球王国の始祖尚巴志王の祖先・屋蔵大主を祀っていると言われる。

美味しい伊平屋

島でとれた海の幸、山の幸が旅人のお腹を満たす。写真は特産の海藻アーサ汁とシガイ(島ダコ)丼。名前にびっくり。

北緯27度線

戦後米軍支配下の沖縄と日本を隔てていた国境線。線上の伊平屋島が戦後奄美群島とともに返還されなかったのは、琉球王統発祥の地として王府直轄領だったためと言われる。

 

沖縄ミーバイ(ヤイトハタ)

沖縄ミーバイの拠点産地として沖縄県認定の伊平屋村。出荷は日本国内はもちろん、海外にも及ぶ。

数百年の時を超え、
琉球の英雄たちの息吹を感じる。
歴史探訪の旅へ
TRIP to 沖縄・琉球HISTORY

伊平屋村の観光案内はこちら

伊平屋島観光協会

沖縄県島尻郡伊平屋村字我喜屋217-27 伊平屋村産業連携拠点センター内

0980-46-2526

電話時間/8:30〜12:00、13:00〜17:15

※土日祝日、年末年始休み(ただしイベント時はOPEN)

伊平屋村役場 総合推進室沖縄県島尻郡伊平屋村字我喜屋217-27