やんばるの梅雨を彩る花たち

DSC_0055

連休はリフレッシュできましたかか? 例年ですと、ゴールデンウィークが終わった頃から沖縄は梅雨に入ります。先週末あたりから空気がしっとりした日が続いていて、やんばるの森に「イジュの花」が目立つようになっています。沖縄自動車道をはじめ沿道の山腹に見える白い可憐な花です。
「イジュの花は梅雨の始まりを知らせる」とも言われ、森にはほのかに甘い香りが漂います。

DSC_0058

沖縄では梅雨のことを「いじゅぬ木ぬ花あらいみじ(イジュの木の花を洗う水)」とも表現されてきました。
また、琉歌「辺野喜節」では、

“伊集(イジュ)の木の花や あんきょらさ咲きゆり わぬも伊集やとて真白咲かな”
(イジュの花があんなにきれいに咲いている 私もあのイジュのように真っ白に咲きたい)
伊集の木の花の清純な美しさに憧れ、自分もそのように美しくありたいと願う女の心をうたったものです。

イジュは、主に本島の中北部で見られるツバキ科ヒメツバキ属の常緑高木で、沖縄と奄美諸島の固有種となっています。
梅雨時期の沖縄を彩る花はほかにもあります。

DSC_0008

情熱的な赤い花を咲かせる「デイゴ」は、梅雨の合間にのぞく青空に真紅の花が見事に映え、南国沖縄のシンボル的な存在でもあります。
また、デイゴの花が見事に咲く年は、台風が多いとも言われています。今年はどうでしょう・・・?

DSC_0005

もう一つ、梅雨期の花として「ゲットウ」(月桃)が有名です。
ゲットウはショウガ科の多年草で、防虫効果があるとされ、民家の庭先や畑の周りに植えられたり、葉はムーチー(鬼餅)を包んだりして生活の中で利用されてきました。最近では月桃紙や化粧品などの原料としても注目されています。
梅雨期には、房状に垂れ下がった白いつぼみから黄色い花をのぞかせます。

饒平名あじさい

また、沖縄の梅雨のシーズンだからこそ楽しめるのは、「あじさい」ですね。やんばるには、あじさいの有名スポットがあります。本部町の「饒平名あじさい園」や名護市の「すえよし花園」がよく知られています。6月中旬ごろまでが見ごろです。
『饒平名あじさい園』 本部町伊豆味1312  問合せ/0980-47-2183
『すえよし花園』名護市稲嶺1218 問合せ/0980-58-1768
※写真は「饒平名あじさい園」https://www.facebook.com/yanbarutour/posts/1580251578895193

梅雨時期のやんばるで、花の鑑賞ゆっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。

page top